乱ぐい歯 八重歯
歯のがたがた・八重歯
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治療前
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治療中
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治療後
歯の大きさに対して、あごが小さく歯が並びきらない場合に多い歯並びで、叢生(そうせい)という不正咬合です。
歯がガタガタに生えたり、歯の生え方が不揃いで八重歯になることもあります。
この患者さんは八重歯を気にされて15歳で来院されました。
前歯が不揃いで、右上と左下の犬歯が八重歯となっており、上下の歯の正中がずれていました。
そこで、マルチブラケット装置を使用し、上顎は歯を抜かずに治すのは困難であったため左右1本ずつ抜歯を行い、抜歯により得たスペースに歯を配列しました。下顎は歯を抜かずに拡大を行い、歯のガタガタと正中のずれを治しました。
■治療期間は2年9ヶ月です。
■治療費は総額 約98万円(税抜)です。(検査料・診断料・装置料・調節料・観察料等、矯正治療にかかった全ての料金の総額です。)
本症例における治療のリスクや副作用
・矯正装置による不快感、矯正力による歯の痛みが生じることがあります。
(数日間~1,2週間で慣れることが多いです。)
・装置装着後は歯が磨きにくくなり、丁寧に磨かなければ虫歯や歯肉炎等のリスクが高まります。
・外側にはみ出している歯は、元々歯茎の高さが低いことも多く、矯正治療により歯並びは改善できますが歯茎の高さを改善する事はできません。
・元々の歯並びによっては、上下の歯の正中をぴったり合わせるのは困難な事もあります。
・ごくまれに、歯が骨と癒着していて矯正力をかけても歯が動かないことがあります。
・ごくまれに、歯を動かすことで神経が障害を受けて壊死することがあります。
・歯の移動により、歯根が吸収して短くなることがあります。
・治療後は保定装置を指示通りに使用しないと後戻りが生じる可能性が高くなります。
・治療終了後も加齢や歯周病、悪習癖や親知らず等、様々な要因により少しずつ歯並びは変化します。
・矯正治療は一度始めると元の状態に戻すことは難しくなります。
・治療後は保定装置を指示通りに使用しないと後戻りが生じる可能性が高くなります。
※その他、矯正治療全般におこりうる副作用はこちらをご覧下さい。